-
- 臼杵 憲祐
- NTT東日本関東病院 血液内科
書誌事項
- タイトル別名
-
- Management of pregnancy and delivery in patients with paroxysmal nocturnal hemoglobinuria
- ホッサセイ ヤカン ヘモグロビン ニョウショウ ノ ニンシン ・ ブンベン カンリ
この論文をさがす
抄録
発作性夜間ヘモグロビン尿症(paroxysmal nocturnal hemoglobinuria, PNH)は,稀な溶血性貧血であり,しばしば妊娠が可能な年齢の女性に発症する。PNHの妊娠では,妊娠中と産褥期の血栓症などの合併症のリスクが高い。PNHの溶血の増悪と妊娠合併症との鑑別が難しく,血栓症のリスクが高いために,PNHにおける妊娠管理は難度が高い。PNH妊娠では,早産が多く,また児の死亡率が高い。補体C5に対するモノクローナル抗体であるエクリズマブはPNH合併妊娠の治療の選択肢である。PNH合併の妊娠管理に関する最近の動向を解説するとともに,当院で経験した妊娠出産例を紹介し,日本PNH研究会妊娠部会による「PNH妊娠の参照ガイド」にも言及する。
収録刊行物
-
- 臨床血液
-
臨床血液 56 (7), 785-794, 2015
一般社団法人 日本血液学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680011225984
-
- NII論文ID
- 130005093111
-
- NII書誌ID
- AN00252940
-
- ISSN
- 18820824
- 04851439
-
- NDL書誌ID
- 026635987
-
- PubMed
- 26251141
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- PubMed
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可