コルヒチンが有効なMollaret髄膜炎で,<i>MEFV</i>遺伝子変異をみとめた1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of colchicine-responsive Mollaret’s meningitis with <i>MEFV</i> gene mutation
  • 症例報告 コルヒチンが有効なMollaret髄膜炎で,MEFV遺伝子変異をみとめた1例
  • ショウレイ ホウコク コルヒチン ガ ユウコウ ナ Mollaret ズイマクエン デ,MEFV イデンシ ヘンイ オ ミトメタ 1レイ
  • A case of colchicine-responsive Mollaret’s meningitis with MEFV gene mutation

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説明

症例は66歳女性である.くりかえす髄膜炎で入院した.10ヵ月で髄膜炎の再発は10回にのぼり,髄液検査では初期に多核球優位であり,しだいに単核球優位となった.髄液中にMollaret細胞をみとめ,髄液中IL-6は高値であった.抗生物質,抗ウィルス剤の投与は無効であったがコルヒチンの投与によって再発が抑制された.家族性地中海熱(familial Mediterranean fever; FMF)の可能性を考え施行した遺伝子検査では,MEFV遺伝子の変異をみとめた.診断に苦慮するMollaret髄膜炎ではFMFや神経Behçet病,神経Sweet病を鑑別として考え,コルヒチンの投与を考慮することが必要である.

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