Biweekly CHOP療法が奏効した骨髄浸潤を伴う再発芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍

書誌事項

タイトル別名
  • Successful treatment with biweekly CHOP for bone marrow relapse of blastic plasmacytoid dendritic cell neoplasm
  • 症例報告 第4回日本血液学会関東甲信越地方会 優秀演題 Biweekly CHOP療法が奏効した骨髄浸潤を伴う再発芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍
  • ショウレイ ホウコク ダイ4カイ ニホン ケツエキ ガッカイ カントウ コウシンエツチホウカイ ユウシュウ エンダイ Biweekly CHOP リョウホウ ガ ソウコウ シタ コツズイ シンジュン オ トモナウ サイハツガキュウセイ ケイシツ サイボウ ヨウジュジョウ サイボウ シュヨウ

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抄録

<p>芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(BPDCN)は,形質細胞様樹状細胞由来の稀な腫瘍である。初期治療は奏効するもののほとんどの症例が1年以内に再発し,再発後は治療抵抗性となり,予後は極めて不良である。症例:67歳男性,前胸部紅斑と鼻咽頭腫瘤の生検でCD4・CD56・CD123陽性,CD3・CD20陰性の腫瘍細胞を認め,BPDCNと診断された。骨髄浸潤は認めなかった。CHOP類似療法を施行し,完全寛解となった。治療終了1年後に頭頂部皮膚腫瘤と鼻腔腫瘤で再発し,骨髄浸潤も認めた。BPDCNの再発であり治療抵抗性で予後不良であることが予測されたが,biweekly CHOP療法が奏効し,再び完全寛解が得られた。以後16ヶ月間,無再発生存している。</p>

収録刊行物

  • 臨床血液

    臨床血液 58 (2), 150-154, 2017

    一般社団法人 日本血液学会

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