臨床分離グラム陰性桿菌に見られるAztreonam (AZT) 耐性菌とAZT不活化酵素の型の推測

書誌事項

タイトル別名
  • Estimate of Aztreonam (AZT) Hydrolyzing Enzymes from Clinically Isolated AZT-Resistant Gram-Negative Bacilli
  • リンショウ ブンリ グラム インセイ カンキン ニ ミラレル Aztreona

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説明

筆者らは590株の臨床分離されたグラム陰性桿菌に対するAZTの抗菌力の調査を行なった.その結果, AZTの最小発育阻止濃度 (MIC) 12.5μg/ml以上を示すAZT耐性菌を, 79株 (13.4%) 検出した.これらの耐性菌の多くは, β-lactamase 産生菌であった.筆者らは, これらのAZT耐性菌の各種β ラクタム剤に対する耐性パターンと, Clavulanic acid (CVA) と AZTとの併用効果より, AZT はIV (K1), Va (OXA1), PSE 2型 β-lactamase により不活化されると, 推測した.

収録刊行物

  • 感染症学雑誌

    感染症学雑誌 64 (10), 1345-1354, 1990

    一般社団法人 日本感染症学会

被引用文献 (1)*注記

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