書誌事項
- タイトル別名
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- Use of Caco-2 Cells for Isolation of Influenza Virus
- Caco-2 サイボウ オ モチイタ インフルエンザ ウイルス ノ ブンリ
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抄録
インフルエンザウイルスの分離におけるヒト結腸腺癌由来細胞であるCaco-2細胞の有用性について検討した.<BR>1996年-1997年の流行期に宮崎県で集められたうがい液30件のうちMDCK細胞で17株 (57%), Caco-2細胞で20株 (67%) のインフルエンザウイルスが分離され, 1991年-1997年の流行期にMDCK細胞で分離されたインフルエンザウイルスA型, B型の各亜株すべてがCaco-2細胞でも分離された.また, Caco-2細胞ではトリプシンを添加しない維持培地でインフルエンザウイルスを分離できた.<BR>Caco-2細胞はトリプシンを添加した培地を必要とせず, エンテロウイルス等に対する感受性も高いため, インフルエンザウイルスを含むウイルス感染症の正確な流行状況の把握に有用であると思われる.
収録刊行物
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- 感染症学雑誌
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感染症学雑誌 72 (4), 347-351, 1998
一般社団法人 日本感染症学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680023349120
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- NII論文ID
- 130004330671
- 10008717747
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- NII書誌ID
- AN00047715
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- ISSN
- 1884569X
- 03875911
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- NDL書誌ID
- 4482704
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- PubMed
- 9621562
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可