ヤシ繊維被覆コンクリートブロックによる水際部の土砂捕捉効果と植被との関係

  • 辻 盛生
    小岩井農牧株式会社 技術研究センター 岩手県立大学 総合政策研究科
  • 軍司 俊道
    小岩井農牧株式会社 環境緑化部
  • 江 東
    セイナン工業株式会社
  • 平塚 明
    岩手県立大学 総合政策研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Relationship between sediment capture effect and plant cover at waterside by concrete block covered with coir.
  • ヤシ センイ ヒフク コンクリートブロック ニ ヨル ミズギワブ ノ ドシャ ホソク コウカ ト ショクヒ ト ノ カンケイ

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説明

護岸用コンクリートブロックにおいては,覆土の実施や土砂を捕捉しやすい形状の工夫,ポーラスコンクリートの活用などにより,緑化が可能になってきている。しかし,水際部においては,増水時に覆土が流失しやすく,緑化が極端に遅くなる事例も多い。ここでは,表面をヤシ繊維で覆ったコンクリートブロックを用い,水際部の緑化効果とそのメカニズムについて解明を試みた。その結果,ヤシ繊維自体の掃流土砂及び種子の捕捉効果と,それによって成立した植物により土砂の堆積が促進され,さらに植物の生育基盤が充実することが明らかになった。

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