京都市で実施した新しいシカ侵入防止柵に関する実験(2) 柵設置直後の初期段階における実生由来ササの再生経過

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タイトル別名
  • Experimentation on newly developed deer prevention fence in Kyoto City, Japan (2). Preliminary report of growth of sasa seedlings in early stage after the construction
  • キョウトシ デ ジッシ シタ アタラシイ シカ シンニュウ ボウシ サク ニ カンスル ジッケン(2)サク セッチ チョクゴ ノ ショキ ダンカイ ニ オケル ミショウ ユライ ササ ノ サイセイ ケイカ

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抄録

京都市北部では,2000年代にチュウゴクザサの一斉開花・枯死が起きたが, ニホンジカの採食圧により開花後の群落再生が進んでいない。本実験では,一斉開花後, 長期間シカによる食害にさらされた実生由来ササの再生経過を調査するため,落石等に耐えうる新しいシカ侵入防止柵を開発し,モニタリングを実施した。施工後約1年の間には侵入防止柵には大きな変状は見られず,シカの侵入も確認されなかった。実験区のササについては僅かな初期成長ではあるが,群落回復の傾向が確認され,今後の継続的なモニタリングの必要性が示唆された。

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