熱硬化性樹脂の動的粘弾性とそのレオロジー的解釈
書誌事項
- タイトル別名
-
- Mechanical Relaxation Behavior of Thermosetting Resins and Its Rheological Interpretation
この論文をさがす
説明
熱硬化性樹脂の動的粘弾性の温度分散曲線をどのように解析, 解釈して行くかについて, 考察の背景を述べながら具体的なデータに基づいて解説する。<BR>動的粘弾性のデータを解析することによりガラス転移温度Tgと橋かけ密度ρの関係, 分子運動と硬化反応性の問題, 大変形に関するMooney-Rivlin式を背景とするゴム弾性の解析, 局所モード緩和をはじめ低温緩和に及ぼす因子等を理解することができる。この点動的粘弾性は熱硬化性樹脂を把握する研究に適した手法の一つといえる。また粘弾性は熱硬化性樹脂の物性改質の評価あるいは硬化物の物理的構造性の解析手段として用いうることについても説明し, その有用性を明らかにした。
収録刊行物
-
- Japan Thermosetting Plastic Industry Association
-
Japan Thermosetting Plastic Industry Association 6 (3), 157-168, 1985
合成樹脂工業協会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680066694656
-
- NII論文ID
- 130006886162
-
- ISSN
- 21865361
- 03884384
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可