アルキル尿素<I>N</I>-メチルスルホン酸ナトリウムの合成ならびに界面活性

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タイトル別名
  • The Surface Activityandthe Synthesis of Sodium. Alkylurea-<I>N</I>-methylsulfonate

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説明

アルキルアミンと尿素を水溶液中で反応させて得られるアルキル尿素を中間体とする界面活性剤の研究の一端として,アルキル基の炭素数6ないし18までの飽和のアルキル尿素にオキシメタンスルホン酸ナトリウムを反応させて,アルキル尿素N-チルスルホン酸ナトリウムを合成し,それらの界面活性能を調べた。アルキル尿素-N-メチルスルホン酸ナトリウムの合成は,アルキル尿素とオキシメタンスルホン酸ナトリウムを130~170℃で1~4時間加熱することによって容易に行なわれるが,ホルミルモルホリンのような溶媒を用いて減圧下で反応させてもよい。生成物は白色ないし淡黄色の粉末であって,長鎖のアルキル基をもつものは水に溶解しにくいが,オクチル,ノニル,ドデシル尿素誘導体はかなり良好な界面活性能をもつことが明らかにされた。

収録刊行物

  • 工業化学雑誌

    工業化学雑誌 66 (5), 693-696, 1963

    The Chemical Society of Japan

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