シクロヘキサンの一段酸化におけるアジピン酸の生成機構

書誌事項

タイトル別名
  • Rate and Mechanism of Preparation of Adipic Acid by Single Stage Oxidation of Cyclohexane
  • シクロヘキサン ノ イチダン サンカ ニ オケル アジピンサン ノ セイセイ キコウ
公開日
1969
DOI
  • 10.1246/nikkashi1898.72.12_2590
公開者
The Chemical Society of Japan

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説明

酢酸コバルトおよびコバルトアセチルアセトナート触媒の場合について反応の経時変化を調べた。その結果,酢酸コバルト触媒では,1.5時間の誘導期ののち反応が開始するのに対し,コバルトアセチルアセトナート触媒では誘導期はほとんどなく,最大酸化速度も反応開始直後に認められた。そして反応系中のCo3+やの濃度が低下すると反応速度も低下した。酢酸コバルト(Co(OAc)2・4H2O)触媒を反応前過酢酸で前処理してCo3+にして仕込むと,誘導期は消滅し,最大酸化速度も反応開始直後に観察され,アジピン酸の選択率も増大することが判った。これらの諸結果から活性な触媒形態はCo3+に酢酸が配位した状態であると推定された。<BR>本反応の反応次数は,シクロヘキサン,Co3+の濃度のおのおのに一次で,見掛けの連鎖長はかなり短かいことが判った。これらの結果から本反応は<BR>Co3++RH→Co2++R・+H+(RH:シクロヘキサン)<BR>によって反応が開始されることが推定された。

収録刊行物

  • 工業化学雑誌

    工業化学雑誌 72 (12), 2590-2593, 1969

    The Chemical Society of Japan

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