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- 帰山 享二
- 工業技術院繊維工業試験所
書誌事項
- タイトル別名
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- Polymerization of Styrene in the presence of Chain Transfer Agents with Carboxyl Group and Grafting Reaction of the Polymer
説明
カルボキシル基をもつ連鎖移動剤の存在下でスチレンの重合を行なった。生成したポリマーの分子量の決定と末端カルボキシル基の定量を行なった。α-およびβ-メルカプトプロピオン酸, トリクロル酢酸, トリブロム酢酸の連鎖移動定数は, それぞれ7.7, 9.4, 2.7×10-2と3.0である。α-およびβメルカプトプロピオン酸の存在下ではポリマー1分子あたりほぼ1個, トリクロル酢酸では約0.3個のカルボキシル末端基をもつポリマーが生成した。 末端カルボン酸を塩化チオニルで酸クロリドとし,メタクリル酸β-オキシエチルとメタクリル酸メチルの共重合体と反応させてグラフトポリマーを合成した。濁度測定の結果はグラフトボリマーが生成したことを示す。しかしセルロースおよびポリピニルアルコールに対する不均一系でのグラフト化反応では,グラフト率は低かった。
収録刊行物
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- 日本化學雜誌
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日本化學雜誌 88 (7), 783-786, 1967
The Chemical Society of Japan
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680132846976
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- NII論文ID
- 130003511490
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- ISSN
- 21850917
- 03695387
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可