銅イオン-ヒスタミン系のペルオキシダーゼ作用の共役によるグルコースおよびグルコースオキシダーゼの定量法

書誌事項

タイトル別名
  • Estimation Methods for Glucose and Glucose Oxidase Cou pled with Peroxidatic Action of Cupric Ion-Histamine
  • ドウ イオン-ヒスタミンケイ ノ ペルオキシダーゼ サヨウ ノ キョウヤク ニ ヨル グルコース オヨビ グルコースオキシダーゼ ノ テイリョウホウ

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説明

従来,グルコースの特異的な定量法としてグルコースオキシダーゼ-ペルオキシダーゼを酵素系とし,o-ジアニシジソを水素供与体として用いる比色法が用いられてきた。この方法のペルオキシダーゼのかわりに,銅イオン-ヒスタミン系という酵素モデルを用いる定量法を考えた。まず,銅イオン-ヒスタミソ系のペルオキシダーゼ作用を検討し,水素供与体としてはインジゴカルミンを用いてグルコースおよびグルコースオキシダーゼの定量についての諸条件の検討を行なった。この結果,ここに述べた定量法は,感度,簡便性,特異性,再現性などの点ですぐれたものであることがわかった。とくに特異性の点ですぐれており,グルコースの定量の場合マルトースがかなり多量に存在しても影響を与えない。

収録刊行物

  • 日本化學雜誌

    日本化學雜誌 88 (5), 560-565, 1967

    The Chemical Society of Japan

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