小学校体育授業における表現運動「学習支援デジタル教材」の開発と評価 : 指導者の表現運動指導経験の相違によるソフト(自然の力)の使用効果について

書誌事項

タイトル別名
  • Development and Evaluation of Learning Support Software for Teaching Expressive Exercise in Elementary School P.E. Classes : Focusing on How the Length of Teaching Experience Affects the Effectiveness of the Software ("The Power of Nature")
  • ショウガッコウ タイイク ジュギョウ ニ オケル ヒョウゲン ウンドウ ガクシュウ シエン デジタル キョウザイ ノ カイハツ ト ヒョウカ シドウシャ ノ ヒョウゲン ウンドウ シドウ ケイケン ノ ソウイ ニ ヨル ソフト シゼン ノ チカラ ノ シヨウ コウカ ニ ツイテ

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説明

本研究の目的は,小学校体育において指導が困難であると言われている表現運動のための学習支援デジタル教材を開発し,その効果を明らかにすることである。今回は,小学校5年生を担任する表現運動指導経験の多い指導者と少ない指導者が,表現運動学習支援ソフト「自然の力」を使用した授業を実践し,学習者の選択した運動や学習に対する内省を比較分析することで,表現運動指導経験年数の相違による表現運動学習支援ソフトの使用効果を検討することを目的とした。単元の前において,指導経験の違いによって生徒の意識に大きな差が見られ,表現運動指導経験の多い教師は生徒の学習意欲を高める働きかけがなされていることが推察された。しかし,単元終わりには生徒の意識に有意な差は見られず,表現運動指導経験の少ない教師のクラスにおいても,十分評価できる授業効果をもたらしており,指導経験に関係なく,「表現運動学習支援ソフト」の使用効果が見られた。また,学習者が選択した単一運動数においては,両群に有意差は認められなかった。

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