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- 赤川 学
- 岡山大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Discourse Analysis and its Possibilities
- ゲンセツ ブンセキ ト ソノ カノウセイ
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説明
言説分析を経験的な社会学の一手法として鍛えるために必要な、基本的な論点を提出する。第一に、言説分析は自らの外部には出られないが、だからといって分析が不可能になるわけではない。第二に、言説分析は言説空間の全体性を仮想する。第三に、言説分析は、言説(が存在すること)の客観性を前提としつつ、社会的事実としての言説空間の成立・変容過程を分析する。そこでは、「あの言説が語られず、この言説が語られるのはなぜか」という問いが中心を占める。第四に、言説分析は、「誰が語るか」以上に、「誰が語っても似たような言説になるのはなぜか」を問うものである。
収録刊行物
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- 理論と方法
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理論と方法 16 (1), 89-102, 2001
数理社会学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680142006528
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- NII論文ID
- 110000511823
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- NII書誌ID
- AN10096921
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- ISSN
- 18816495
- 09131442
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- NDL書誌ID
- 5768282
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可