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- 毛塚 和宏
- 東京大学
書誌事項
- タイトル別名
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- An Analysis of the Dynamics of Gender Roles with the Evolution of Preferences:
- 選好の進化による性別役割分業の変動 : 規範と選好
- セン コウ ノ シンカ ニ ヨル セイベツ ヤクワリ ブンギョウ ノ ヘンドウ : キハン ト セン コウ
- 規範と選好
- Norms and Preference
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説明
<p> 本論文では,社会規範の研究において選好の進化によるアプローチが有効である可能性を,具体的な問題に当てはめた分析を通して示す.まず,本論文で用いる分析枠組みを提示する.次に,性別役割分業を題材として,選好の進化による分析例を示す.分析では,C. Hakimの選好理論(Hakim 2000)を,Breen and Cooke(2005)によるモデルをベースとして分析を行う.結果は男女の賃金格差が縮小し,家事・育児のコストが少ない場合に,男性側の選好の変動によって,共働きする夫婦が存在する結果となった.以上の分析結果から社会規範の分析に選好の進化が次の2点で貢献することを示唆する.1点目は意思決定と複製(普及)のメカニズムを別々に扱うことができること,2点目は選好の変動を扱うことができることである.</p>
収録刊行物
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- 理論と方法
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理論と方法 32 (2), 290-304, 2017
数理社会学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680142631680
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- NII論文ID
- 130006565584
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- NII書誌ID
- AN10096921
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- ISSN
- 18816495
- 09131442
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- NDL書誌ID
- 029012174
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可