マクロ・シフトとミクロ・ドリフト

書誌事項

タイトル別名
  • Macro Shifts and Micro Drifts:
  • マクロ・シフトとミクロ・ドリフト : コールマン・ボートと随伴圏
  • マクロ ・ シフト ト ミクロ ・ ドリフト : コールマン ・ ボート ト ズイハンケン
  • ―コールマン・ボートと随伴圏―
  • The Coleman Boat and Adjoint Functors

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抄録

落合仁司「社会と行為―コールマン・ボートとマクロ・ミクロ・リンク」『理論と方法』30(1)は,社会構造を多様体M,社会構造のシフトを双対境界作用素δ,相互行為を微分形式ω,相互行為のドリフトを微分作用素dで表現することにより,コールマン・ボートの微分幾何モデルを構成し,社会構造の圏,マクロ圏と相互行為の圏,ミクロ圏,すなわちマクロ・ミクロ・リンクが圏論的に同値であることを論証した.本論は,以上の結果を踏まえ,社会構造のシフトすなわちマクロ・シフトδと相互行為のドリフトすなわちミクロ・ドリフトdの関係が圏論的に充満忠実,言い換えれば全単射であることを論証する.このことは社会構造の圏と相互行為の圏が随伴であることを帰結する.

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