看護大学生が生活行動記録体験後のロールプレイを通して理解した保健指導方法

  • 岡久 玲子
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部地域看護学分野
  • 多田 敏子
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部地域看護学分野
  • 藤井 智恵子
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部地域看護学分野
  • 松下 恭子
    徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部地域看護学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Health Guidance Method Understood through Role-playing after Recording of Daily Activities among the Nursing University Students
  • カンゴ ダイガクセイ ガ セイカツ コウドウ キロク タイケン ゴ ノ ロールプレイ オ トオシテ リカイ シタ ホケン シドウ ホウホウ

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説明

目的:本研究では,看護大学生が歩数計装着と生活行動記録後に行ったロールプレイを通して保健指導をどのように理解したかを明らかにする.方法:対象は,歩数計装着と生活行動記録グループワーク,ロールプレイの一連の過程を体験(以後,演習)した3年次看護大学生74人である.演習終了後に「保健指導の実際と対象者の反応,および保健指導場面を通しての気づき」に関するレポートを記載させた.レポートはその場で回収し,記述内容を保健指導の理解内容に注目して分析した.倫理的配慮として,今回の研究目的を口頭で説明し記録物使用の了解を得るとともに,記述内容の分類にあたっては氏名を伏せ,個人を特定できないようにした.結果:演習後に学生が記載した保健指導の理解についての記述内容を分析した結果,【対象者と保健師との関係づくり】【対象者が生活を振り返る場づくり】【対象者が自分の力を発揮するきっかけづくり】【対象者が行動変容にむけて踏み出す後押し】の4つのカテゴリーが導き出された.考察:学生は,保健指導の方法について理解したと考えられる.学生は,保健指導は対象者との人間関係づくりを基にして,対象者の力を引き出し,行動変容への後押しをすることと理解していた.

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