学生の学習と成長に対する授業外実践コミュニティへの参加とラーニング・ブリッジングの役割

  • 河井 亨
    京都大学大学院教育学研究科:日本学術振興会

書誌事項

タイトル別名
  • Participating in Communities of Practice and Learning Bridging
  • ガクセイ ノ ガクシュウ ト セイチョウ ニ タイスル ジュギョウ ガイ ジッセン コミュニティ エ ノ サンカ ト ラーニング ・ ブリッジング ノ ヤクワリ

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抄録

本研究の目的は,質問紙調査に基づいて学生の学習を検討し,授業外実践コミュニティへの参加とラーニング・ブリッジングの"学生の学習と成長"に対する役割を明らかにすることである.授業外コミュニティとラーニング・ブリッジングに着目して,WAVOC調査2010の回答学生(431名)をグループ分けした.大学生活,学習評価,知識・技能の習得についての分析の結果,学習活動を行う授業外実践コミュニティに参加し,そこでの授業外学習を授業での学習に架橋する学生グループが,遊びと学習のバランスの取れた大学生活を送っており,学習評価と知識・技能の習得の点で,他のグループと比べて有意に高い得点を示した.ここから,"学生の学習と成長"にとって授業外実践コミュニティへの参加とラーニング・ブリッジングが重要であることが明らかになった.

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