デジタルカメラを用いた投影面積モニタリングによるトマトの水ストレス早期診断

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タイトル別名
  • Early Diagnosis of Water Stress in Tomato Plant by Monitoring of Projected Area with Digital Still Camera
  • デジタルカメラ オ モチイタ トウエイメンセキ モニタリング ニ ヨル トマト ノ ミズ ストレス ソウキ シンダン

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説明

トマト個体の投影面積に基づいた水ストレス診断技術を高糖度トマト生産のための自動給液システムにおいて有効に機能させるために,投影面積算出プロセスの自動化と水ストレスの早期診断に有効なカラー画像撮影角度の検討を行った.本研究で開発した判別分析法を用いた投影面積自動算出プログラムは,トマト個体の投影面積を高精度で自動算出することができた.なお,植物体領域と背景領域との境界線において両者の誤判別が発生することを明らかにし,撮影角度が90度に近いほど境界線の長さが短くなるため投影面積算出精度が高くなることを示した.また,水ストレスの早期診断に有効なカラー画像撮影角度について検討した結果,撮影角度が高いほど(撮影角度が90度に近いほど),萎れの初期段階の外観変化を投影面積比の低下として感度よく検知でき,水ストレスの早期診断に有効であることが分かった.

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