農山漁村経済更生運動下の青年期教育における農業実習のプロジェクト活動 : 茨城県那珂郡佐野村の事例から

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タイトル別名
  • Project Activities of Agricultural Practice for Youth Carried Out As Part of the Nosangyoson-Keizai-Kosei-Undo : a Case from Sanomura, Nakagun, Ibaraki Prefecture
  • ノウサンギョソン ケイザイコウセイ ウンドウ カ ノ セイネンキ キョウイク ニ オケル ノウギョウ ジッシュウ ノ プロジェクト カツドウ : イバラキケンナカグン サノムラ ノ ジレイ カラ

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抄録

アジア・太平洋戦争の時代、茨城県の「優良町村」として表彰され、畑作優勢の農村であった那珂郡佐野村を事例として分析した結果、1930年代の農山漁村経済更生運動下の農村では、小学校高等科と青年学校本科以上を一貫する体系的な農業実習を通して、ノンエリートの義務教育後の若者たちに、将来性が見込まれた現代的な農業を担っていくという公共的困難を克服するための力量形成が図られており、こうした問題解決活動としての農業実習は、農業経営の科学化・合理化の進展が本質的に要請するプロジェクト活動として構成されていたと考えられた。

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