遺伝毒性発がん物質の閾値:頂上征服への一途上

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タイトル別名
  • Are there thresholds for carcinogenicity on genotoxic carcinogens?

抄録

遺伝毒性発がん物質には閾値がないという考え方が定説となっている。このことが正しいかどうかを解決することを意図し、新しい手法による発がん実験を行った。ヘテロサイクリックアミンおよびN-ニトロソ化合物のラット肝あるいは大腸発がんを前がん病変およびがん関連マーカーを指標として検討すると、いずれも発がん物質に反応しない量のあることが判明した。このことから、遺伝毒性発がん物質の発がん性には閾値、少なくとも実際的な閾値が存在すると結論される。

収録刊行物

  • 化学生物総合管理

    化学生物総合管理 1 (1), 10-17, 2005

    特定非営利活動法人 化学生物総合管理学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680232343168
  • NII論文ID
    130004469070
  • DOI
    10.11171/chemobio.1.10
  • ISSN
    13499041
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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