高負荷圧吸気筋トレーニングが若年競泳選手のパフォーマンス向上へ及ぼす効果

  • 大倉 和貴
    秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻 市立秋田総合病院リハビリテーション科
  • 甲斐 学
    医療法人社団三水会北千葉整形外科
  • 川越 厚良
    秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻 市立秋田総合病院リハビリテーション科
  • 菅原 慶勇
    市立秋田総合病院リハビリテーション科
  • 高橋 仁美
    市立秋田総合病院リハビリテーション科
  • 塩谷 隆信
    秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • The effect of high-intensity inspiratory muscle training on improvement in performance of young swimmer
  • コウフカアツ キュウキキン トレーニング ガ ジャクネン キョウエイ センシュ ノ パフォーマンス コウジョウ エ オヨボス コウカ

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説明

【目的】本研究は,高負荷圧の吸気筋トレーニング(IMT)が,若年競泳選手のパフォーマンス向上へ及ぼす効果について検証することを目的とした.【方法】大学水泳部員の男子24名を,高負荷IMT群(High群)と低負荷対照群(Low群)へ無作為に振り分け,普段の競泳の練習に併せてIMTを8週間行った.IMT開始前と開始4週後,開始8週後に呼吸機能,呼吸筋力,吸気筋耐久力,運動耐容能,競技タイムトライアル(クロール)の測定を行った.【結果】High群では呼気筋力,吸気筋力,吸気筋耐久力,運動耐容能,100 m,400 mのタイムに,Low群では吸気筋力と吸気筋耐久力にのみ有意な向上がみられた.吸気筋力,吸気筋耐久力はいずれもHigh群でより増加した.【結論】IMTは若年競泳選手において競泳の練習と併用することで,パフォーマンス向上へ付加的要素となる可能性が示唆された.

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