関節リウマチにおける疾患活動性と日常生活動作の指標としての疼痛管理の意義

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タイトル別名
  • Effects of pain control on activities of daily living and disease activity control in rheumatoid arthritis patients
  • カンセツ リウマチ ニ オケル シッカン カツドウセイ ト ニチジョウ セイカツ ドウサ ノ シヒョウ ト シテ ノ トウツウ カンリ ノ イギ

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説明

<p>目的:慢性炎症性疾患である関節リウマチ(rheumatoid arthritis,以下RA)患者にとって,疼痛は最も重要な問題である.疼痛が日常生活動作(activities of daily living,以下ADL)と疾患活動性に与える影響について研究を行った.</p><p>方法:372例のRA患者に対し3年間以上Treat to Target (T2T)に基づいた治療を行った.それぞれの患者のsimplified disease activity index(以下SDAI)とその評価項目,modified Health Assessment Questionnaire(以下mHAQ),Sharp/van der Heijde score,疼痛visual analogue scale(以下PS-VAS)などを計測し,線形回帰分析により各治療年ごとの各指標間の相関を統計学的に評価した.</p><p>結果:PS-VASは全期間を通じてmHAQと相関する指標であった.また,SDAIとの相関においても,PS-VASは全期間を通じて有意に強い相関を示した.</p><p>結論:疼痛管理は,疾患活動性コントロールと同様に,RA患者のADLに影響を及ぼすことが判明した.</p>

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