マメガキ(<i>Diospyros lotus</i> L.)における雌雄性判別分子マーカーの開発とカキ(<i>D. kaki</i> Thunb.)への適用
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of Molecular Markers Associated with Sexuality in <i>Diospyros lotus</i> L. and Their Application in <i>D. kaki</i> Thunb.
- Development of Molecular Markers Associated with Sexuality in Diospyros lotus L. and Their Application in D. kaki Thunb
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説明
雌雄性は作物の栽培そして育種の大きな制限要因となる.カキ(Diospyros kaki Thunb.)の雌雄性に関してこれまでに多くの形態学的な観察が行われ,カキは雌雄混株あるいは雌性両性異株とされている.しかしながら,カキにおける雌雄性の遺伝制御機構は明らかにされていない.本研究では,カキ(六倍体あるいは九倍体)の近縁野生種であり,雌雄異株であるマメガキ(D. lotus L.)(二倍体)を用い,交雑分離集団を作出し,雌雄分離の調査を行った.また同じ集団を用いて AFLP 解析によって雌雄性判別のための分子マーカーの開発を試みたところ,雄性と共分離を示す 2 種類の AFLP バンド(DlSx-AF4 および DlSx-AF7)が同定された.このため,マメガキの雌雄性は,他の多くの雌雄異株の植物種と同じく,単一の遺伝子座(ハプロブロック)によって支配される雄性異型接合型(XY 型)であることが明らかになった.しかし,DlSx-AF4 から作製した SCAR マーカー DlSx-AF4S および雌雄性形質の分離は,一遺伝子座支配における理論値である 1:1 から有意に雌性側に偏り,1:2 に近い分離を示した.DlSx-AF4S はカキにおいても雄花の着花性と相関を示し,カキの雌雄性もマメガキと同様の遺伝制御を受けていること,ならびにカキの育種における DlSx-AF4S を用いたマーカー選抜の可能性が示された.
収録刊行物
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- Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
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Journal of the Japanese Society for Horticultural Science 83 (3), 214-221, 2014
一般社団法人 園芸学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680266094976
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- NII論文ID
- 130004510823
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- NII書誌ID
- AA12177046
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- ISSN
- 1882336X
- 18823351
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- HANDLE
- 2433/191079
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- NDL書誌ID
- 025584883
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可