東海地域台風豪雨時における公共交通の帰宅困難状況と情報入手・正確性との関係分析

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タイトル別名
  • PUBLIC TRANSPORTATION USER'S RELATION BETWEEN THE DEGREE OF DIFFICULTY TO RETURN HOME AND THE ACCURACY OF INFORMATION ACQUISITION UNDER TYPHOON AND DOWNPOUR IN TOKAI AREA
  • トウカイ チイキ タイフウ ゴウウジ ニ オケル コウキョウ コウツウ ノ キタク コンナン ジョウキョウ ト ジョウホウ ニュウシュ ・ セイカクセイ ト ノ カンケイ ブンセキ

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抄録

本研究では,東海地方に大きな被害をもたらした平成23年台風第15号時の公共交通の帰宅困難状況について調査した.今回の豪雨では,各鉄道路線において復旧状況が異なるため,帰宅できた人と帰宅断念者の割合および帰宅方法が鉄道路線ごとに異なっていることがわかった.鉄道の運行情報の取得状況を調べた結果,取得した情報が正しかったとする人は6割程度となった.帰宅行動選択モデルや帰宅所要時間モデルを構築し,運休情報を取得しない人は帰宅する人が多いこと,運休情報を取得した人でも取得時間帯や方面によって帰宅行動が変わること,また,取得した情報の正確さによって帰宅困難度が大きく変わることなどから,正確な情報を迅速に提供することが帰宅困難者や帰宅困難度を減ずるのに重要であることが確認できた.

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