合成開口レーダと建築物面積との相関性評価

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  • Correlative Evaluation of Synthetic Aperture Radar Data and Building Area
  • ゴウセイ カイコウ レーダ ト ケンチクブツ メンセキ ト ノ ソウカンセイ ヒョウカ

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抄録

循環型社会の構築に向けて,人間の社会経済活動による資源投入から廃棄に至る物質利用を定量化する必要があり,そのためには利用可能性や精度にかかわらず,世界全体で詳細なスケールかつ普遍的で均質なデータを用いた推計手法が必要とされている.本研究では,人工衛星による観測データを用いたマテリアルストック・フロー分析の有効性を検証することを目的として,関東地方を対象に,建築物面積と合成開口レーダにより観測されたPALSARデータとの相関性を,メッシュサイズと土地利用土地被覆の組み合わせにより推定した.その結果,先行研究と同様に,PALSARデータの空間分解能である50mよりもメッシュサイズを大きくすることでセンサ固有のノイズが平均化され,強い相関を得られることが明らかとなった.また,森林地域を除外することにより,建物密集度合いが小さい栃木県や群馬県においても中程度の相関があることが示された.

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