富士山林道における融雪時の道路陥没とスコリアの土質工学的性質に関する研究

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タイトル別名
  • Investigation on the geotechnical properties of scoria and roads depression caused by snow melting at Fuji forest roads
  • フジ サンリンドウ ニ オケル ユウセツジ ノ ドウロ カンボツ ト スコリア ノ ドシツ コウガクテキ セイシツ ニ カンスル ケンキュウ

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説明

2013年3月,富士山麓から5合目に続く山梨県営林道滝沢線(以下,滝沢林道)の標高1950mの地点でアスファルト舗装の路面が約300mにわたって大きく陥没しているのが発見され,メディア等で大きく取り上げられた.一方,2013年6月22日,富士山は関連する文化財群とともに「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の名で世界文化遺産に登録されている.滝沢林道陥没の要因を明らかにし,今後の維持管理に知見を加えることが求められている.本研究では滝沢林道陥没を発生させた要因について,気象や現地調査を基に地形の影響を考察している.その結果,2013年3月18日の夕方から19日未明にかけての降雨と同時に起こった急激な気温上昇,陥没地点上部の沢からの水の供給が要因に考えられることを述べている.

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