書誌事項
- タイトル別名
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- デンパ ボウエンキョウ
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説明
広い宇宙は光や電波, またその他の放射線で満ち満ちている. それらの極めてかすかな光や電波を, どこまでも検知できたら, 一体どのようなことになるであろうか. 今まで知られなかった極遠の天体を, 人間がはじめてつかまえるということだけでも, 全くすばらしいことと考える. 天文にはいろいろな集光器があるが, ここでは電波の集光器, つまり電波望遠鏡が持たなければならない機能について, 光学望遠鏡の特別な場合と比較しながら解説を試みたい. 光学望遠鏡や電波望遠鏡の理解の仕方については, かなり筆者自身の好みやくせが強く出ると思われるが, 御判読を願いたい. 最近日本の天文学研究者達が, 大型電波望遠鏡の建設を要望しているが, 何のためにというのはあまり筆者の専門でないし, 他に多くの解説があるから, ここではその一部である大型電波集光器について, それがどんなものかという物理的なあるいは技術的な機能を少しでも理解して頂ければ幸である.
収録刊行物
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- 日本物理学会誌
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日本物理学会誌 27 (7), 563-571, 1972
一般社団法人 日本物理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680383244288
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- NII論文ID
- 110002067826
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- NII書誌ID
- AN00196952
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- ISSN
- 24238872
- 00290181
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- NDL書誌ID
- 7624041
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可