中国古典様式家具の日本への影響に関する研究 : 坐臥具の牀・榻・〓を中心として

書誌事項

タイトル別名
  • Study on the Effects of Chinese Classic Furniture Styles in Japan : Focusing on the Couch Seat (Bed, Bench, Stool)

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説明

本研究は,わが国の室内・家具と中国家具文化とのかかわりを,坐臥具を中心に比較・検証した。その結果,次のことが明らかとなった。(1)中国坐臥具の床(牀ともかく)は寝台であり,日本の「床の間」「床几」「床子」などの語源や形態に影響した。(2)「榻」は,日本の縁台や店棚形式の坐具と類似する。(3)中国北方の寝床「?」での起居様式は日本と同じ床坐であった。?で使用する「?卓」は、日本の「座卓」の原型であった。(4)?の起源は,古代中国の俎を原型とし,小?子は,日本の踏台や風呂腰掛けと同一構造・形態であった。(5)条?は,日本の床几と構造・形態で一致し,使用法も類似していた。

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 51 (3), 1-10, 2004

    一般社団法人 日本デザイン学会

参考文献 (19)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680388672768
  • NII論文ID
    110003825292
  • NII書誌ID
    AN00150292
  • DOI
    10.11247/jssdj.51.1_3
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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