インタフェース・デザインのための製品操作の認知モデル

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タイトル別名
  • Cognitive Model on Product Operation for Interface Design

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抄録

製品をユーザの認識と思考に対応する「インタラクティブな対象」と考える視点から,製品の操作系デザインの基本的方法について研究を行った。電子手帳の操作過程の分析から,製品操作におけるユーザの認知モデルに関して次のことが明らかになった。1)ユーザの製品操作の過程は,人間の認知的なプロセスを図式化した「行為の7段階理論」にあてはまる。2)「行為の7段階」のモデルはサブゴール・レベルへ拡張することができる。サブゴールを達成するための個々の操作行為を「行為の7段階」によって説明できる。3)行為のサイクルの進行に外界の知識が利用される。さらに,この「行為の7段階理論」の認知モデルは,以下のようにインタフェース・デザインへ応用することができる。a)「行為の7段階」の各段階を考慮してデザインする。b)ゴール,サブゴールの各レベルごとに検討する。c)ユーザが利用できる知識を製品上に適切にデザインする。

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 42 (2), 1-6, 1995

    一般社団法人 日本デザイン学会

参考文献 (5)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680389301760
  • NII論文ID
    110008445095
  • NII書誌ID
    AN00150292
  • DOI
    10.11247/jssdj.42.1_2
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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