書誌事項
- タイトル別名
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- On Visual Impression of Layout Elements in Newspaper : Study on Layout of Newspaper (5)
説明
本研究は,新聞紙面におけるレイアウト要素について,その与えるイメージはどのようなものか調査検討したものである。レイアウト要素としては,本文文字組み,写真,罫線を取りあげた。朝日新聞をベースとして,レイアウト要素を変えた新聞紙面8種類を作成し,調査した結果,つぎのことが判明した。1.既存の文字組みによる紙面は,比較的信頼感が高い。われわれがこれまでの研究で最適とした朝日新聞社・新N字108%拡大文字による文字組みを採用した紙面は,可読性が高く,派手であたたかく,新しい印象を与える。2.写真は,大きいほど派手であたたかく,親しめる印象を与える。3.罫線は信頼感に関係しており,罫線が存在することで力強くひきしまった印象を与える。上記の結果から,拡大文字による文字組みで,写真が大きく,罫線のある紙面レイアウトにより,より読みやすく,力強く,あたたかい,信頼できるイメージを与える紙面が実現できることが判明した。
収録刊行物
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- デザイン学研究
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デザイン学研究 1988 (65), 21-28, 1988
一般社団法人 日本デザイン学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680390376320
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- NII論文ID
- 110008443958
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- ISSN
- 21865221
- 09108173
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可