頭頸部腫瘍とレーザーハイパーサーミア治療
書誌事項
- タイトル別名
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- Laserthermia for Head and Neck Cancers
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説明
癌温熱療法とは, 41℃以上に腫瘍の温度を上げ, 悪性細胞に何らかの影響を及ぼし有用な効果を期待する新しい治療法であり, その加温法により全身温熱療法と局所温熱療法とがある。耳鼻咽喉科領域の腫瘍の特徴は, 解剖学的に骨, 腔洞, 筋, 軟部組織などの複雑な構造の中に発生し, 比較的表在性, 孤立性であることが多い。そのため癌温熱療法としては, 局所温熱療法, 特に組織内刺入型の温熱療法が容易に利屠され得る。組織内刺入型癌温熱療法の加温の方法としては, 安定した熱供給の得られる接触型Nd: YAGレーザーが最も適している。すでに, われわれはNd: YAGレーザーを用いたレーザーハイパーサミアすなわちレーザーサーミアの実験的ならびに臨床的研究を試みて来た1) 2) 3) 4) 5)。その結果, 抗癌剤や放射線療法などとの併用で特に優れた効果が得られたので, その手法と成績を報告する。
収録刊行物
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- The Journal of Japan Society for Laser Surgery and Medicine
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The Journal of Japan Society for Laser Surgery and Medicine 13 (3), 9-14, 1992
Japan Society for Laser Surgery and Medicine
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680430683008
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- NII論文ID
- 130004630211
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- ISSN
- 02886200
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可