産婦人科領域における T-1982 (Cefbuperazone) の基礎的・臨床的検討

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タイトル別名
  • FUNDAMENTAL AND CLINICAL STUDIES OF T-1982 (CEFBUPERAZONE) IN THE FIELD OF OBSTETRICS AND GYNECOLOGY
  • サンフジンカ リョウイキ ニ オケル T 1982 Cefbuperazone

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抄録

T-1982は富山化学工業 (株), 科研製薬 (株) で開発された新しい注射用Cephamycin系の抗生物質である。化学構造上はCephalosporin骨格の3位側鎖にTetrazole環, 7位にMethoxy基, 7位側鎖には2, 3-Dioxopiperazine環を持つたThreonine誘導体を有する (図1)。<BR>本剤はβ-Lactamaseに対して抵抗性を有し, その作用は殺菌的でグラム陰性桿菌に対し従来のCephem系抗生物質剤より強力な抗菌力を持ち, 抗菌スペクトラムはSerratia,及びBacteroidesなどの嫌気性菌にまで拡大されている1)。<BR>今回われわれは, 本剤の産婦人科領域における体内移行, 及び臨床効果について検討したのでその成績を報告する。

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