カルバペネム系抗生物質 (イミペネム/シラスタチン) のキット製品の有用性に関する実験的研究

書誌事項

タイトル別名
  • STUDY OF THE USEFULNESS OF A KIT CONTAINING IMIPENEM/CILASTATIN POWDER WITH DILUENT FOR INJECTION
  • ACCURACY OF RECONSTITUTION
  • 第2報調製精度の検討

説明

抗生物質のマルチチャンバーバック方式キット製剤化による医療上の有用性を調製精度の面から検討した。試験に供したキット製品はプラスチック製バッグを2室に区切り, 1室には主薬であるイミペネム/シラスタチンが他の1室には溶解液である生理食塩水100mlが充填されている。北里大学東病院に勤務する看護婦と薬剤師を対象として従来のガラスバイアル瓶に入ったイミペネム/シラスタチンを通常の溶解調製法である注射器を用いる方法と両頭針を用いる方法との調製精度の研究を行った。注射器法の平均残存率はイミペネム5.58±2.60%, シラスタチン4.08±1.77%であった。両頭針法の平均残存率はイミペネム3.99±2.28%, シラスタチン3.71±2.09%であった。一方, TMBキット法では主薬が充填されている容器がそのまま投与容器になるため元の容器に残存する薬剤量は無いものと考えられ, 注射器法, 両頭針法に比較して調製精度が正確であることが明かとなった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680472277760
  • NII論文ID
    130004130956
  • DOI
    10.11553/antibiotics1968b.49.211
  • COI
    1:STN:280:DyaK28zmt1ajsA%3D%3D
  • ISSN
    21865477
    03682781
  • PubMed
    8721081
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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