めまい症例に対する塩酸ジラゼプとATP併用効果

書誌事項

タイトル別名
  • The effects of using a combination of Dilazep Dihydrochliride and ATP in the treatment of vertigo or dizziness
  • Results of blind comparative study employing an envelope method using a minor tranquilizer as the basic drug
  • マイナートランキライザーを基礎薬とした封筒法による盲検比較試験成績

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説明

めまい症例50例に対し, 塩酸ジラゼプ, ATPおよびメダゼパムの3者の併用効果をメダゼパムを対照薬として統計的に検定し検討した. 各群の振り分けは盲検的に, 封筒法により行った.<BR>1) 自覚症状として悪心・嘔吐において併用群で, 有意に高い改善度を得た.<BR>2) 自覚症状全般では8週目, また最終判定において併用群で有意に高い改善度を得た.<BR>3) 他覚所見において, 起立検査で併用群で高い改善傾向が得られた.<BR>4) 総合判定において, 罹病期間が1ヵ月未満のものでは併用群で有意に高い改善度が得られた. また最終判定で併用群が有意に高い改善度を得た.<BR>5) 以上の結果から, 塩酸ジラゼプ・ATP・メダゼパムの3者併用によるめまい治療は非常に高い有用性があるものと考えられた.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680476210176
  • NII論文ID
    130004404243
  • DOI
    10.11334/jibi1954.42.3_261
  • ISSN
    04477227
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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