ヌードマウスコロニーにおけるブドウ球菌感染の流行

書誌事項

タイトル別名
  • An Epizootic <I>Staphylococcus</I> Infection in a Nude Mouse Colony
  • ヌードマウスコロニーにおけるブドウ球菌感染の流行〔英文〕
  • ヌードマウス コロニー ニ オケル ブドウキュウキン カンセン ノ リュウコウ

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説明

BALB/c系ヌードマウスの小規模繁殖コロニーで膿瘍形成を伴うブドウ球菌感染の流行がみられた。膿瘍の発現は散発的で, 主に3カ月齢以上のヌード (nu/nu) マウスに発生した。同一性状のStaphylococcus aureusがコロニーの大部分のnu/nuおよびnu/+マウスの顔面, 口腔, 糞便から検出された。10~14カ月齢に至る間にほとんど全てのブドウ球菌保有nu/nuマウスは膿瘍を発現し結局死亡した。nu/+マウスには膿瘍は発現せず, また, 膿瘍発現nu/nuマウスにnu/+の脾細胞を移入すると膿瘍は治癒したので, 宿主の胸腺欠損が膿瘍発現の要因と思われた。

収録刊行物

  • Experimental Animals

    Experimental Animals 37 (1), 31-38, 1988

    公益社団法人 日本実験動物学会

被引用文献 (1)*注記

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