中国内蒙古伝統的発酵乳とカルピス酸乳の理化学性状および構成菌比較
書誌事項
- タイトル別名
-
- Comparison of Microbiological and Chemical Characteristics among Types of Traditionally Fermented Milk in Inner Mongolia in China and Calpis sour milk (Sannyuu)
- チュウゴク ウチモウコ デントウテキ ハッコウニュウ ト カルピスサン ニュウ
この論文をさがす
説明
中国内蒙古草原地帯における伝統的発酵乳エードスンスー, アイラグおよびチェゲーのの3種類から計10試料を採取し, 理化学性状の分析と微生物の分離同定を行った。また, 製法が類似しているカルピス酸乳との関連性を検討した。内蒙古発酵乳10試料ならびにカルピス酸乳のすべてから乳酸菌と酵母が分離された。理化学性状の分析結果から, エードスンスーは発酵が緩慢であるため, 乳酸やアルコールの生成量が少なく, アイラグは製法や原料の違いで成分組成や微生物叢に差異が見られた。チェゲーは原料乳が馬乳であるため成分組成は他の発酵乳と異なったが, カルピス酸乳の主要菌種であるLactobacillus helveticusが優勢に分離された。アイラグの数試料からはL. helveticusのほかヘテロ発酵乳酸桿菌が分離され, カルピス酸乳との類似性が示唆された。また, アイラグ, チェゲーからケフィール粒の構成菌であるLactobacillus kefirgranumが多数検出された。
収録刊行物
-
- ミルクサイエンス
-
ミルクサイエンス 47 (1), 1-8, 1998
日本酪農科学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680486824832
-
- NII論文ID
- 130005107299
-
- NII書誌ID
- AA11125739
-
- ISSN
- 21880700
- 13430289
-
- NDL書誌ID
- 4447728
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- journal article
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可