平仮名音読に困難を示す小児への解読指導の効果に関する研究

  • 内山 仁志
    鳥取大学地域学部地域教育学科 国立病院機構鳥取医療センター臨床研究部
  • 田中 大介
    鳥取大学地域学部地域教育学科 国立病院機構鳥取医療センター臨床研究部
  • 関 あゆみ
    鳥取大学地域学部地域教育学科 国立病院機構鳥取医療センター臨床研究部
  • 若宮 英司
    藍野大学医療保健学部看護学科
  • 平澤 紀子
    岐阜大学大学院教育学研究科
  • 池谷 尚剛
    岐阜大学教育学部特別支援教育
  • 加藤 健
    岐阜大学教育学部附属小学校
  • 小枝 達也
    鳥取大学地域学部地域教育学科 国立病院機構鳥取医療センター臨床研究部

書誌事項

タイトル別名
  • Efficacy of Decoding Training for Children with Difficulty Reading <i>Hiragana</i>

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説明

 【目的】平仮名音読に困難がある小児に対して, 文字とその読み方の対応を指導するという解読指導の効果を検証する. <br> 【方法】小学校1年生367名の中から平仮名音読に困難がある小児を抽出し, 指導群15名に対してDVDを用いた1日5分の家庭での音読指導を3週間行った. 対照群20名と音読時間と誤読数を比較した. <br> 【結果】検討1: 2要因 (指導と期間) の分散分析にて, 指導と期間の交互作用が有意で, 指導群における音読時間の顕著な短縮が認められた. 検討2: 対照群20名中の希望者10名に対して解読指導を行った. 対応のあるt検定にて誤読数の減少が認められた. <br> 【結論】解読指導は音読時間と誤読数の改善に有効であることが示された.

収録刊行物

  • 脳と発達

    脳と発達 45 (3), 239-242, 2013

    一般社団法人 日本小児神経学会

参考文献 (13)*注記

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