交通問題をテーマとした学校教育プログラムにおける「葛藤」の効果

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タイトル別名
  • Educational effects of the conflict in moral dilemma programs to ease transportation problems

抄録

本研究では、コールバーグの道徳性活性化理論をもとに、児童に「道徳的葛藤」を体験させることを意図して、交通をテーマとした二つの授業を紹介するとともに、その授業による児童の態度変容効果を計測し、規範活性化理論の枠組みで分析を行った。 その結果、授業実施前後で児童の交通問題に対する態度変容が示されたほか、葛藤を体験した授業は、その内容によって、異なる心理指標を有意に活性化していることが示された。具体的には、秦野市での「葛藤」授業は車を抑制すべき、という道徳意識を有意に活性化し、交通すごろくは公共交通を利用すべき、という道徳意識を活性化していることが示唆された。これは、それぞれの授業意図と合致しており、授業内容の妥当性を示すものと考えられる。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 43 (0), 130-130, 2008

    公益社団法人 日本都市計画学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680499813248
  • NII論文ID
    130006947738
  • DOI
    10.11361/cpij1.43.0.130.0
  • ISSN
    1348284X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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