旧三田用水が形成した文化的景観の歴史的変遷に関する研究

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タイトル別名
  • A Study on the Cultural Landscape of the Mita Waterway and its Historical Transformation

抄録

本研究は1960年代の急速な都市化のなかで埋没・消失した、現在は身近な都市にある文化的景観の構造を明らかにすることを目的とする。対象地域は、17世紀半ばに江戸のフリンジの地域へ水を供給するために創設された、三田用水の給水域とした。本研究の明らかにしたこと・成果は次の3つである。第一に、三田用水の形成した文化的景観の特徴は、庭園や眺望点の展開し、台地の縁の高低差を利用していることと、文化的景観を構成する景観要素は、断片化されたものの、何らかの形でいまも存続していることが明らかになった。第二に、上記の結果から文化的景観構想図を作成した。第三に、文化的景観の再生計画のための有効な方法としての文化的景観ポテンシャル図を示した。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 45 (0), 67-67, 2010

    公益社団法人 日本都市計画学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680500758656
  • NII論文ID
    130006948344
  • DOI
    10.11361/cpij1.45.0.67.0
  • ISSN
    1348284X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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