GAを用いた光軸探索の時間短縮法

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  • A Method for The Reduction of Optical-Axis Detection Time Using GA

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抄録

検査投影機の光学系は,一般にテレセントリック光学系を構成している.テレセントリック光学系を満たす条件は,投影レンズの射出側の焦点位置が射出瞳として作用することである.そこで,射出光の開口角の大きい屈折率分布円筒レンズ(GRINレンズ)を投影レンズとして用いると,焦点の位置におけるスポット径は非常に小さくなるので,絞りを設ける必要がないため,光量が減少せず,しかもレンズからスクリーンまでの距離は一定に固定されることなく,任意の距離にあるスクリーンに鮮明な投影像を得ることができることが報告されている.しかしながら,GRINレンズの光軸調整を行うのに適切な手法は確立されていない.そこで,筆者らは,多自由度の探索手法として,非常に有効性の高いGAを用いて,投影画面上で光軸の自動検出を行う手法の提案を行った.今回,光軸探索時間の短縮法のアルゴリズムを提案することにより1世代あたりの探索時間平均が93秒であったのが31秒に短縮することができた.

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