光変調パターン投影法による三次元表面形状計測

書誌事項

タイトル別名
  • Three-dimensional shapes measurement using optical patterns projection

説明

光変調パターン投影による三次元形状計測は電気的に制御された縞状のパターン光を測定物体に投影して物体の三次元座標値を得る方法であり,非接触,非侵襲,短時間計測,構造が簡単などの特徴から産業や医療などの広い分野での利用が見込まれる。今までに本研究では,計測領域や計測精度の検討を行ってきた。さらに,複数方向からの画像データを組み合わせることによる物体表面全体の三次元情報の取得法を提案した。合成方法により精度に大きく影響することがわかった。本論文では,測定物体を複数方向から計測し,画像情報を合成する方法を用いた。装置の改良及び画像処理プログラムの作成を行い,三次元表面形状計測,画面合成による精度の影響について検討を行った。 測定物体にプロジェクタから格子パターンを投影し,投影されたパターンをカメラで計測する。プロジェクタとカメラと物体の位置関係から三角測量の原理を用いて撮影画像の二次元座標から三次元物体座標に変換することにより,物体表面の形状を計測することができる。回転ステージにより物体を回転させて角度分割計測し,それらの三次元情報をプログラミングにより合成し物体全周の三次元表面形状を求めた。 計測精度が高い光軸付近の範囲内のデータを採用し,それぞれの有効三次元情報領域を制限し合成した。これにより単一画像では大きくなってしまっていた急激な奥行き方向への変化の誤差を軽減することができた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680526569600
  • NII論文ID
    130006953983
  • DOI
    10.11515/ieijac.39.0.148.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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