宗像市における学校給食交流の成果と課題

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抄録

学校給食での地場産物の使用が4年前から開始した福岡県宗像市で、児童と生産者らとの交流を実施した。2000年度および2001年度に、計4つの小学校において、生産者がゲストティーチャーとして授業に参加した後、児童と一緒に給食をとった。交流実施前は、いずれの学校においても、地場産物が使用されているという事実を、児童の4割から5割しか知らなかった。交流の実施により、児童に、嫌いな野菜に対して「生産者の顔が浮かぶから」、「宗像で作られたものだから」頑張って食べるなどの態度が多く現われるようになるなど、様々な変化が見られた。生産者からは、「子どもたちのために大切な仕事をしているという実感が湧いた」、「このような交流は今後も必要だ」などの感想があげられた。

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  • CRID
    1390282680533694592
  • NII論文ID
    130006955092
  • DOI
    10.11428/kasei.54.0.52.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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