通気反応塔を用いた生物系廃棄物の乾燥過程のシミュレーション

書誌事項

タイトル別名
  • Simulation of Drying Process of Biological Wastes in Aerated Column Reactor

説明

コンポスト化反応では一般に自己発熱による高温と通気のため,材料の乾燥が進行する。一方,材料の水分はコンポスト化反応に影響を及ぼす重要な因子のひとつである。そこで著者らは通気反応塔を用いて生物系廃棄物を堆肥化させる場合の材料の乾燥を理論的に把握することを最終目標に置いて研究を進めている。本稿ではその第一段階として乾燥過程のみを考慮すればよい条件でのカラム乾燥実験を行うとともに,材料深さ方向の含水率分布の時間変化を予測するシミュレーションプログラムを作成し,両者の結果を比較して報告する。シミュレーションにおいては材料からの水分蒸発に影響する因子として材料含水率,気相相対湿度ならびに温度を考慮した。その結果,材料に木くずを用いた乾燥実験の結果を比較的よく再現できるシミュレーションプログラムを作成することができた。<br>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680567928448
  • NII論文ID
    130005453374
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.23.0_355
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ