回収ペットボトルの16分別詳細調査-心理的トリガーとしてのキャップ外しの重要性

書誌事項

タイトル別名
  • 16-category on-site survey of collected PET bottles suggests the significance of uncapping as a psychological trigger for complete PET bottle pretreatment before the disposal

説明

自治体によってペットボトルの分別回収が行われているが、回収ペットボトルの品質は異物混入量やボトルの状態などで左右される。回収ペットボトルをキャップの有無、ラベルの有無、ボトル洗浄の有無、ボトル圧縮の有無に着目して16分類し、6自治体を対象に現地調査を行った。例えばキャップでは、7~9割の割合で外してあった。自治体の回収ルールが分別割合に大きな影響を与えるケースも見出された。キャップが外してない場合、その後の環境行動(ラベルはずし、ボトル洗浄、ボトル圧縮)に感じる煩わしさに応じて、環境行動がなされない傾向にあった。一方、キャップが外してある場合、反対に煩わしさに反比例して環境行動がなされる傾向にあった。これらの結果は、キャップ外しがその後の環境行動に対する心理的トリガーとなっていることを示しており、キャップ外しを促進させることでその後の環境行動を誘発させる効果が期待される。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680568209792
  • NII論文ID
    130005470708
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.24.0_145
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ