不連続ガレルキン有限要素法によるボクセル法の改良

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タイトル別名
  • Modification of Voxel Methods by a Discontinuous Galerkin FEM

抄録

ボクセル法は有限要素法に基づく計算手法の一つで,2次元や3次元の領域を一様な長方形(ピクセル)や直方体要素の集合(ボクセル)として表現し,線形問題で解析対象媒質が区分的均質なら,数種類の有限要素行列のみを用意し,反復解法などで連立1次方程式を解き数値解を求める.そのため,行列の記憶場所は微小ですみ,非常に大規模な問題を扱える可能性がある.他方,境界形状の近似が粗いため,細かい分割と境界条件の処理法の工夫が必要である.<br> ボクセル法の上述の利点を活かし欠点を克服するために,境界近傍に有限被覆法やXFEMを利用する提案がある.他方,我々は不連続ガレルキン有限要素法(DGFEM)を研究してきたが,要素形状や近似関数の選択に柔軟性があり,2次元では多角形任意次数要素が利用できる.ここでは,ボクセル法の改良手段に,境界付近にDGFEMに基づく多角形要素を用いる手法を提案し,数値例で妥当性を検証する.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680568514944
  • NII論文ID
    130004605152
  • DOI
    10.11345/japannctam.62.0.75.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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