シリコンウエハ熱処理用ホットプレートの最適PID制御パラメータの予測

書誌事項

タイトル別名
  • Prediction of Optimized PID Control Parameters for Silicon Wafer Heat-treating Hot Plate

説明

シリコンウェハ熱処理用ヒーターの設計には,より速い応答時間とより小さい温度ムラのために,非定常解析が必要である.このような制御に用いられる方法として、PID制御はもっとも一般的である.PIDシミュレータは数多くあるが,様々な形状に対応する汎用性や外乱のような非線形性に対応するには不十分な点もあった.PIDシミュレータと有限要素法の組み合わせはこれらの問題を解決するのに有用である.PIDシミュレータが統合された有限要素法の有用性を調べるために,数値解析結果と定性的なPID挙動の比較がまず行われた.次に,応答時間を早くする目的で,様々なDパラメータの温度への影響を調べた.Dパラメーターを小さくすると,応答時間は速くなるが,温度ムラは大きくなる.今回のケースではD=20が最適であった.さらに,測温点の位置の影響を調べた.測温点が表面に近いほど,応答時間は速くなるが,温度ムラは大きくなる.2つのケースとも応答時間が速くなると温度ムラは大きくなった.結果として,この統合された数値解析手法により,適当なパラメータと測温点を求めることが有用である.

収録刊行物

  • 理論応用力学講演会 講演論文集

    理論応用力学講演会 講演論文集 tam51 (0), 97-97, 2001

    日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680569036416
  • NII論文ID
    130004605337
  • DOI
    10.11345/japannctam.tam51.0.97.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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