結晶片岩を用いた盛土の破砕・細粒化について
書誌事項
- タイトル別名
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- Enbankment by Crystalline Schist Influenced Friability and Granule
抄録
結晶片岩は,片理を有しており,その構造に起因する破砕が生じやすいという特徴がある。盛土施工に先立ち実施される結晶片岩(黒色片岩)の室内試験では,スレーキング率が数%程度,修正CBRが20%程度を示し,JHの上部路床材としても十分活用できるという結果となる。しかし,実施工では重機等の走行による破砕・細粒化と吸水により著しい強度低下を生じる。筆者らは、結晶片岩の破砕・細粒化の特性を把握する目的で,各種試験等を実施した。結晶片岩の強度低下は、膨張性の鉱物を含まないことから、破砕・細粒化と吸水により泥濘化すると考えられる。なお、強度低下の大部分は、細粒分含有率が25%程度以下で生じている。
収録刊行物
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- 地盤工学研究発表会 発表講演集
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地盤工学研究発表会 発表講演集 JGS38 (0), 1333-1334, 2003
公益社団法人 地盤工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680574250112
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- NII論文ID
- 130004620667
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可