鋼管桁を用いた吊り形式橋梁の構造と耐風特性

書誌事項

タイトル別名
  • STRUCTURAL AND AERO-DYNAMIC CHARACTERISTICS OF CABLE-SUPPORTED BRIDGES USING STEEL PIPE GIRDERS
  • コウカン ケタ オ モチイタ ツリ ケイシキ キョウリョウ ノ コウゾウ ト タイフウ トクセイ

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抄録

2本の鋼管主桁を幅員両端に配置し, その間に鋼床版を用いた2面吊り形式橋および3本の鋼管主桁を用いた1面吊り形式橋を提案した. これら2形式に対して, 中央スパン750mの吊橋と500mの斜張橋を試設計し, 静的構造解析を実施し, 応力的に実現可能であることを確認した. さらに, 基本的耐風特性を把握するため風洞試験を実施した. 2鋼管桁橋に関しては, 低風速域で小さな渦励振の発現があった後, 無次元風速が約4.5でねじれフラッターが発生した. 吊橋モデルの実橋換算風速は50m/s以下と不十分であったためセンターバリアーおよび開口部を設けて断面改良し, 空力特性を向上させた. 3鋼管桁橋に関しては, 無次元ねじれフラッター発現風速は約7.0であり, 渦励振の発生も殆ど見られず, 良好な空力断面であった.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2005 (805), 805_91-805_103, 2005

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (11)*注記

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