網点を含む2値画像のベクトル表現による高能率符号化に関する検討

DOI
  • 河村 圭
    早稲田大学大学院 国際情報通信研究科
  • 渡辺 裕
    早稲田大学大学院 国際情報通信研究科

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on High Efficiency Image Coding for Binary Images with Halftone Dots Using Vector Representation

抄録

線画をベクター形式で表現することは,画像の信号特性を考慮した符号化方式であると考えられる.ディバイスの解像度に応じた表示が可能となり,階層構造を持たせるなど拡張性が高くなる.しかし,線画を含む2値画像では,階調を擬似表現するためにディザ法を用いる.これはラスター形式の特性を利用した手法である.まず,ディザ法の1つである網点を含む2値画像をベクター形式へ単純に変換することは,符号化効率が悪いことを明らかにする.次に,網点を分離・階調近似し,線画と共にベクター形式に変換する手法を提案する.提案手法により,網点を含む2値画像のベクター形式による効率的な符号化が可能となる.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680585710208
  • NII論文ID
    130004569814
  • DOI
    10.11371/aiieej.32.0.49.0
  • ISSN
    24364398
    24364371
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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